ハワイ・ホノルルで開催された、Sixth Joint Meeting, Acoustical Society of America and Acoustical Society of Japan(日本音響学会と米国音響学会の共催国際会議)に足立先生と中村で参加してきました。

今回は超音波スペクトロスコピー、共鳴超音波スペクトロスコピー(Resonant ultrasound spectroscopy: RUS)関連のセッションが複数立ち上げられ、これらのセッションで足立先生が一件、中村が二件(一件は招待講演)の講演を行いました。
RUSとは固体の弾性特性・圧電特性を測定する手法であり、ひとつの試験片から一度の計測で全ての独立な弾性定数を決定できる手法です。私が4年生で研究室に配属されて最初に出会った計測手法がRUSでした。以降、固体の弾性特性・圧電特性の面白さにとりつかれ、機能性材料や薄膜などなど弾性定数計測を行ってきました。このような研究を行う中で、圧電体の共振を利用することで固体の導電性を評価できることを発見し、抵抗スペクトロスコビー(Resistive spectroscopy)を考案しました。さらに、材料評価だけでは物足りず、自分たちで新しい材料を作ってみたいと思い、ナノギャップナノ粒子の開発に至りました。足立先生も研究の中でRUSを用いており、私たちの研究はRUSとの関わりが深いのです。
RUS開発の中心的役割を果たされたDr. Migliori 氏をはじめとする、RUSの創成期から活動されてきた方達の招待講演が企画されており、一般講演もRUS研究の中心地とされるLos Alamos National Laboratoryの研究グループをはじめ、多くの研究者が参加しており、最近のRUS関連のセッションとしてはとても大きく、成果報告だけでなく研究動向の情報収集の場としても、とてもよい充実した学会(セッション)でした。
さてハワイですが、12月上旬の最高気温は28℃程度で、日中は日差しがとても強く半袖・半ズボンでも暑いと感じるくらいなのですが、朝夕は上着を羽織るとちょうど良いくらいの涼しさで、とても快適でした(寒暖差で風邪をひかないように要注意)。街中はクリスマスの雰囲気ですが、暖かいクリスマスもいいですね。

学会会場近くの公園からはビーチを挟んでダイヤモンドヘッドを見ることができ、雄大な景色でした。このような場所で屋外研究室ミーティングをすると、いいアイデアが浮かぶ! 気がしました・・・。

太平洋に沈んでいく夕日のエネルギーを全身に浴びて、帰国の途に就くのでした。
