追加の装置を用いることなく、標準的な共焦点顕微鏡のみでフレームレートを超える周波数の高速周期運動を行う物体を正確に撮影する手法を確立しました。原理的に本手法はあらゆる共焦点顕微鏡に適用可能であるため、メカノバイオロジーやソフトマター分野をはじめとする幅広い分野での応用が期待されます。本論文は、向井君(博士前期課程修了)、樋上君(博士前期課程修了)、齋藤先生(阪大基礎工)の研究成果をまとめたものになります。
K. Adachi, S. Mukai, K. Higami, T. Saito, and N. Nakamura,
Versatile confocal microscopy for imaging objects oscillating at frequencies exceeding the frame rate, Applied Physics Letters, 126, 263704 (2025).